日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク * 活動報告

第212回大阪駅前水曜集会




日  時 : 2024年5月1日(水) 19:00〜
会  場 : ヨドバシ梅田前

【報告】


5月の水曜集会は寒い中、集会が始まると小雨もやみ、52名が参加。水曜集会の歌から始まりました。

関西ネットの報告。
昨年11月のソウル判決を受けて中国山西省で被害女性の遺族ら18名が山西省の裁判所に提訴したことを伝えました。
日本の主権免除を認めない判例は各国に広がっており、国際法も時代とともに変化、今や日本政府の主張は世界に通用しない事、何より被害者が亡くなっても次の世代が引き継ぐことで、決して終わりではないと訴えました。



三重県で30年を経て小学生の時に担任から受けた性暴力被害を告白した女性の話。
2018年の#MeTooの始まりを機に、同窓会の時に立ち上がり、今でも嘘つきと言われたりするが、伊藤詩織さんやジャニ−ズ被害者が頑張っていることに背中を押され、頑張ろうと思ったという話をされました。
最後に6月1日に予定している集会案内をしました。(添付チラシを参照してください)



次に、寒さを吹き飛ばす勢いで元気よくパイチョロムを踊りました。

演劇を通して「慰安婦」問題を表現している女性からのアピール。
ガザで娘を探していた母親が我が子の片腕を見つけた。
その手の指輪で娘と解ったという。日本も70年前に戦争をした。
「慰安婦」制度をつくったのは日本だけ。
石原慎太郎は「売春は金になるから」と言い放ち、橋下徹は「軍隊には慰安婦が必要」と言った。
根底には差別がある。
あったことをなかったことにしてはいけない。
歴史認識をきちんさせるため、共に闘うと話されました。



続いて「ともに行こうこの道」を皆で歌いました。

「子どもたちに渡すな!危ない教科書の会」からのアピール。
文科省は中学校教科書検定でこれまでに4回落ちた令和書籍を認可した。
神話中心で天皇賛美、「慰安婦」については「吉田証言は嘘」と書いたものを合格させている。
百田尚樹と河村名古屋市長が共同代表の日本保守党が全面支援している。大阪では今まで自由社と育鵬社の採択をやめさせてきたが、泉佐野市などが残っている。
6月の各地の教科書展示で市民の意見を示すことで採択させない運動を進めて行こうと訴えました。



キボタネのメンバ−はぺ・ポンギさんの紹介とキボタネによる花の進呈の経過について話しました。
ペ・ポンギさんの人生を学ぶなかでアザミの花が選定された理由のひとつは葉のトゲ。
外敵(興味本位のマスコミ等)から自分を守るため、人を近づかせなかったこと、2つめは、タンポポの種と同じで、小さいころから苦労し、戦後も沖縄の地を転々としながら暮らしたという事でアザミが選ばれました。
入管制度の圧力でやむなく「慰安婦」であった過去を話したが、この後の金学順さんの名乗り出と証言はぺ・ポンギさんがその種をまいたといえます。(添付チラシを参照してください)



「花ばあば」のカ−ドセッションは若者を中心に進行。



ガザについて、5月でイスラエルが建国されて76年。
何もないところに建国したと嘘をついている。ナクバの記憶やパレスチナの追悼を禁止している。
追放されたおばあさんの聞き取りをした留学生の話として、豊かな土地で多くの野菜を育てて農業を営んできたのに、シオニストが村に入ってきて多くのバレスチナ人を殺戮、難民とならざるを得なかった。
今も食料をもらうため並んでいると爆撃され、人々が肉片にされている。停戦とか言っているが攻撃はますますひどくなり、嘘である事がはっきりしていると訴えました。



最後にシュプレヒコ−ル、元気のよい喊声を久々にやり、闘うことを誓い合いました。



2024年05月01日(水) No.208 (報告)

No. PASS