日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク * 活動報告
6.19紛争下の性暴力根絶のための国際デー 今も続く沖縄の戦時性暴力 ―だから米軍も自衛隊もいらんねん!―
日 時 : 2023年6月19日(月) 19:00〜21:00(オンライン)
【報告】
6月19日、「紛争下の性暴力根絶のための国際デー」に連帯して「今も続く沖縄の戦時性暴力―だから米軍も自衛隊もいらんねん!」オンライン集会を開催しました。
沖縄から高里鈴代さんが「性暴力はこんなに続いていいのか!」と題して話されました。
アジア・太平洋戦争の最終局面、沖縄は本土防衛、天皇制護持の捨て石とされ、軍の移動に従って延べ145ヶ所もの慰安所が設置されました。
植民地下の女性たち、辻遊郭の女性たちなどが性暴力の犠牲になりました。
戦後、異国に置き去りにされ、その一人がぺ・ポンギさんでした。
24万人もの名前が刻まれた「平和の礎(いしじ)」に、物として連れて来られた女性たちの名前は刻まれていないと、高里さんは言われました。
戦後、日本は独立したが、天皇は「米国による琉球諸島の軍事占領の継続を望む」等のメッセージを発し沖縄を改めて捨て石にしました。
復帰後も米軍基地は一層拡張され、米軍による女性、幼い子どもへの性犯罪は起こり続け、加害者処罰もまともにされていません。
「負担軽減」と言いながら日米軍事態勢は強化され、自衛隊の配備も進んでいます。米軍であれ、自衛隊であれ、それは暴力につながっていきます。
脱軍事社会、脱父権主義社会、脱植民地支配、ジェンダー平等と人権が尊重される社会を構築していこうと呼びかけられました。
「希望のたね基金」運営委員メンバーの近藤凛太郎さんは「ぺ・ポンギさんの経験から学ぶということ〜若者による記憶・継承の実践」と題して、ペ・ポンギさんの人生に学び、花を選ぶプロジェクトに取り組んできた経過について報告しました。
また川田文子さんとの出会いや川田さんが語るペ・ポンギさんについて話されました。
ジャニーズ事務所の性加害問題や自衛隊における性加害問題を取り上げなど、この間起こっている問題に言及しながら軍事主義と性暴力が生み出される背景としての天皇制や社会システムの問題を指摘しつつ、絶望することなく、#WithYouを広げていこうと締めくくりました。
2023年06月19日(月)
No.161
(報告)
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