日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク * 活動報告

沖縄での聞き 学び 考え 報告会


6.19紛争下の性暴力根絶のための国際デー
沖縄での聞き 学び 考え 報告会
=赤瓦の家から辺野古まで=



日  時 : 2026年6月13日(土)14:00〜
会  場 : ドーンセンター5F セミナー室2

【報告】


3月の沖縄平和紀行から3か月、6.19紛争下の性暴力根絶国際デーにあわせて報告集会を開催した。

始めに沖縄紀行の目的について説明し、共催であり、共に紀行に参加した「新しくきたナビ」(水曜集会に参加するユースメンバー)が順を追って報告した。

まず1日目、空港から源啓美さんはじめ高里鈴代さん、浦崎成子さんが待つ「スペースゆい」へ。

沖縄の慰安所マップ作りに真っ先に取り組まれた浦崎さんのお話を紹介。
資料や当時の軍によってつくられた法をもとに、性奴隷制度が国家による犯罪であったことを明らかにすることで、一つの法律が国家の意思として何千名もの人々を犠牲にしてきたリアリティ、文書を読み解く力を持つことの重要性が指摘された。



2日目、源さんの案内で赤瓦の家を出発点に渡嘉敷島フィールドワークの報告。

当時6歳で「慰安婦」被害者にも会った吉川嘉勝さんのお話から。
集団自決で多くの人が死に追いやられたこと、生き残った人々が戦後も心に傷を負いながら同じ場所で生きていかざるを得ず、何重にも引き裂かれた沖縄の人々の声を記録し、記憶していくことの重要性を指摘。白玉の塔での慰霊祭と、ユースメンバーらによる追悼詩が紹介された。
その後に向かった北山(にしやま)展望台では、一夜にして米軍の艦船に覆いつくされた海の様子や、特攻艇と集団強制自決跡地の様子を源さんの解説動画を見ながら報告。





3日目、辺野古の座り込み参加報告。

小型船転覆事故で2人の犠牲者が出たことを受け、死者を悼み、無言で行われた抗議行動の様子や、現地の人々との交流を通じて感じたこと、怒りや疑問など率直に語った。
「東アジアの平和のため」と言いながら、軍事主義は家父長制や資本主義と結託し、抵抗運動を押さえつけていると指摘した。



最終日、「南風原文化センター」を訪ね、沖縄陸軍病院と南風原壕を見学。

重症患者が青酸カリを飲まされ自決を強要されたこと、3か所の慰安所設置と遊郭の女性が被害にあったことなどを紹介。
当時沖縄を「捨て石」として軍事拠点化したように、現在も米軍基地及び自衛隊配備によって再び捨て石にされようとしていることを指摘し、足元で継続する植民地主義を拒否し、行動することが平和への道と語った。



最後に、現地でのエピソードをもとに、守られるべき女性と軍に差し出される女性、強くあるべき男性など、今も日常にある構造的性差別や男女役割をぶち壊していく実践こそが大切と締めくくられた。

2026年06月13日(土) No.253 (報告)

No. PASS