日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク * 活動報告

11.25 女性に対する暴力撤廃の国際デー 日本軍「慰安婦」に続く#Me Too #With You 〜性暴力を許さない社会を!




日  時 : 2024年11月24日(土) 13:30〜開場
会  場 : ドーンセンター 大会議室4F

【報告】


11月25日は女性に対する暴力撤廃の国際デー。
11月24日に「終わらない戦争」の上映会と合わせてパネル展示をしました。

映画は、4カ国5人の 「慰安婦」被害者の被害体験やその後の人生を本人の証言をもとに描いたドキュメンタリー映画です。
国連人権政策センターから金東元監督に提案があり制作されました。研究者や政治家などのインタビューも収録していますが、監督は「被害者たちの声こそが真実だ」と被害者の話を記録し撮影しました。



日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワークでは、日本語字幕版DVDを作成、様々な理由から販売できず、教育のために使うならということで現在も貸出を行っています。
(詳細はホームページをご覧ください。)

この映画から、被害者がどんな被害を受けたかということだけでなく、被害者が何を望んでいたのかがよくわかりました。
今は帰らぬ人となられた被害者の思いを記憶し継承していくことが、性暴力を許さない社会への道筋になっていると感じました。

映画上映後は、映画が2008年に制作されていることもあり、その後に起こったことなどをリレートークでつなぎました。

被害者の声を聞かず交わされた「終わり」宣言である、許せない2015年の「日韓合意」やすべての中学校歴史教科書から「慰安婦」記述が消えてしまったこと、けれど元教師らによって作られた「学び舎」で記述が復活したこと、2011年に建立され世界に広がる「平和の少女像」が日本政府の圧力で撤去危機にあることなどを報告。
その後少ない参加者でしたが、全員で映画の感想などを出し合いました。

騙されて「慰安婦」とされた金学順さんの名乗り出が#Me Tooの始まりであり、今に続く性暴力も相手の弱みに付け込んで起こることが多く、だからこそ私たちは日々検証することを続けていかねばと決意する取り組みとなりました。



11月25日には、紫に染まったイルミネーションを横目で見ながら大阪市役所前でスタンディング&アピールを行いました。
カンパをくださった方もおられました。
ありがとうございました。

2024年11月24日(日) No.218 (報告)

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