日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク * 活動報告

第215回大阪駅前水曜集会




日  時 : 2024年8月7日(水) 19:00〜
会  場 : ヨドバシ梅田前

【報告】


8.14日本軍「慰安婦」メモリアル・デーの取り組みに連帯して開催した第215回水曜集会は被害女性を象徴する黄色と紫の蝶が参加者の肩や胸にとまるところから始まった。

関西ネットからは「なぜ一言、心からの謝罪の言葉を聴けないのか。いくらなかったことにしようとしても私たちには次の世代がいる」と被害者の声を伝えた。





ベルリン・ミッテ区では「少女像」建立をきっかけにドイツ市民が自国の戦時性暴力について語り合うようになったのに、今や日本政府の圧力により少女像撤去は決定的になっていると現状を伝えた後、「少女像を守ろう」という歌を皆で合唱。
「(平和の少女像)チキジャ(守ろう)」というフレーズに思いを込めた。

在日コミュニティの中で育った女性は「日本社会の歴史否定を見ると自分自身を否定されたような気がしていたが、昨年10月パレスチナ連帯の街頭行動に立ち、諦めない心を持てた。日本社会がガザにもっと向き合い、植民地主義から脱却することを願う」と訴えた。



関西ネットHPでこの集会を知り、友人も誘って2月から参加している日本人女性は「Kポップをきっかけに韓国に興味を持ち、彼らがアリランを歌うと反日と叩く風潮を見て、自分がKポップを消費していたことに気づいた。自分が内包する加害性に向き合いたい。今はここが自分にとって安心できる場所になっている」と語った。



続いて、31人の被害者の言葉を参加者が代わる代わるマイクを持って朗読。
その真摯な姿が心に響いたのか、通りかかった外国からの旅行者3人が列に加わってくれた。



50人を超える参加者が心を一つに「HANA(ひとつ)」を合唱。
8月13日〜16日釜ヶ崎で日雇い労働者のために取り組まれる夏祭りや9月7日に宝塚で開催される8・14メモリアル・デー集会についても報告。
シュプレヒコールのあとは全員で平和の喊声をあげ、順番にジャンプ! 一体感と高揚感にあふれた集いは8.14日本軍「慰安婦」メモリアル・デーにふさわしいものとなった。





2024年08月07日(水) No.212 (報告)

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