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ここがポイント!

◇ 「慰安婦」暴言の出発点~「強制連行の証拠があったら出して」
(2012.8.21)
2011年12月、大阪府知事から大阪市長に転身した橋下徹氏は登・退庁時など頻繁にぶら下がり会見を行っていた。

2012年8月に韓国李明博(イ・ミョンバク)大統領が竹島(独島)に上陸、15日の光復節(植民地解放記念日)に「慰安婦」問題について日本政府の責任ある措置を求めたことを受け、橋下市長は「慰安婦という人たちが軍に暴行・脅迫を受けて連れてこられたと言う証拠がない」「そういうものがあったというのであれば、韓国の皆さんに出してもらいたい」と発言した。

ところが、「私が証拠だ」と韓国の日本軍「慰安婦」被害者である金福童(キム・ポクトン)さんが来日して訪問すると、事前に連絡していたにもかかわらず本人は登庁せずに面談を拒否した。
その後も会見で持論を述べ続けた。 橋下市長は2007年の安倍内閣における「強制連行を直接示す証拠はなかった」とする閣議決定を根拠に日本軍の関与と強制性を認めた1993年の河野官房長官談話を徹底的にこき下ろす。

河野談話は「談話」であり、閣議決定されていない、閣議決定と談話は「天と地の差」とまで言い放った。

言うまでもなく河野談話は国際社会に向けた日本政府としての公式立場であり、歴代首相に引き継がれ、現在も外務省のHPで公開されている。自らの不見識を露わにしたと言えるだろう。

何よりも性暴力加害の側が被害者に「証拠を出して」という理不尽さと暴力性に唖然とさせられる。