日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク * 活動報告
陳連村(チョン・リェンチュン)さん 死去
<第15回アジア連帯会議(2018年3月 ソウル)で証言>
中国海南省の日本軍「慰安婦」被害者、陳連村(チョン・リェンチュン)さんが6月30日にお亡くなりになられました。
95歳でした。
陳連村さんは13歳の時、牛飼いをしていて3人の日本兵によって牛から引きずり降ろされ、刃物を突き付けられながら農作業用物置に連れて行かれ、強かんされました。
回復に半年かかるほど凄惨な被害を受けましたが、16歳の時に再び日本軍に連れ去られました。
周辺の村から集めた幼い少女たちと共に「服務隊」として昼は日本軍のために洗濯や炊事をし、夜には性奴隷としての生活を強いられました。
抵抗すると何度も気絶するほど殴られ、逃亡しようとして残酷な拷問を受けたりもしました。
病気になると家に帰し、回復するとまた連行するということが3度も繰り返されました。
1945年日本軍の降伏によってようやく解放されました。
2001年に日本政府に損害賠償を求めて証言活動を行いました。
2018年ソウルで開催された第15回アジア連帯会議に参加され、慰安婦としての過酷な体験を証言されました。
陳連村さんが苦痛の記憶から解放され、安らかに眠られることを心よりお祈りいたします。
2021年06月30日(水)
No.96
(訃報)
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