日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク * 活動報告

第163回大阪水曜集会




日  時 : 2020年3月4日(水) 19:00〜
会  場 : ヨドバシ梅田前


【報告】



2020年3月4日、第163回大阪水曜集会には約50人の参加がありました。

韓国でもこの日1429回水曜集会が開催されました。新型コロナウイルス対策として、第2回目のオンライン水曜デモが、冷たい風の吹くなか、正義連スタッフを中心に行われたということです。

関西ネットからのアピールでは、2月24日に開催した「金福童」の上映会や、3月2日に大邱のハルモニが亡くなって、韓国の生存者は18名になるなど、各国の被害者が今年に入って亡くなっていること。日本軍「慰安婦」をテーマにした漫画『草』のことなどが報告されました。また、3・8国際女性デーを前に、「慰安婦」問題への無関心や被害者に沈黙と責任を押し付ける姿勢がこの社会に女性差別やバッシング、暴力を蔓延させている。こんな社会を変えられるよう、一緒に考えていきましょうと結ばれました。



参加者からのアピールは、映画「金福童」を見た「梅田解放区」の若いメンバーから。この映画ではじめて金福童ハルモニを知ったが、1人の女性が戦争によるこれだけの傷を抱えながら、たくさんの人のために運動したことに、人としてのスケールを感じた、生きている時にお会いしたかったと話されました。



次に、キャラメル公演実行委員会・阪神のメンバーから、4月17日(金)19時から西宮プレラホールで開催する ひとり芝居「キャラメル」のお知らせがありました。



3人目のアピールは、「梅田解放区」の高校生から。「在日コリアン」をめぐる「デマ」によるヘイトスピーチは、知識がないことによって起こっている、知識を持つことは大事で、「慰安婦」問題についても、日本は戦前から公娼制度によって、性売買や性搾取を認めていたというような「風土」が、「慰安婦」問題にも深く関わっている。韓国では買春した方が罰せられるのに、日本ではその逆だ。フェミニズム運動は男性のためのものであるのだから、「慰安婦」問題についても、誰もが今一度しっかり考えてほしいと語られました。



最後に、先日、関西ネットが写真展を開催した宋神道さんの語録から「今の子どもだって戦争始まったら戦争の規則どおり、 行かなきゃなんめえ。」などの言葉を紹介し、みんなで、「平和の叫び」をあげて、3月の水曜集会を終えました。



2020年03月04日(水) No.42 (報告)

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