日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク * 活動報告

サンフランシスコ訪問報告




日  時 : 2018年9月21日(金)〜25日(火)
場  所 : アメリカ合衆国 サンフランシスコ市

【報告】

関西ネット有志メンバー7人は、9月21〜25日サンフランシスコ市に行ってきました。

滞在1日目、市庁を訪問し現地の団体「慰安婦正義連盟」(CWJC)のはからいで、コリアン出身の議員と面談、要請書(※本文は
こちら→)を手渡しました。その後市長室で秘書の一人に要請書を伝達しました。吉村市長からの「姉妹都市解消」の脅しを受けながら、メモリアル碑の市への寄贈を決定する議会決議を支持したリー前市長が昨年急逝し、後任のブリート市長の支持者には日本関係者も多く、プレッシャーもあるようです。壁にはリー元市長の肖像画が掛かっており、私たちに微笑みかけていました。市庁のあとは、韓国正義記憶連帯・巡回展「真実と正義そして記憶inSF」(「SF社会正義教育財団」主催)を見学しました。展示は韓国内でも巡回されたもので、ソウルのバスに乗っていた「少女像」もいました。

滞在2日目、市内公園でメモリアル碑1周年記念式典が開催されました。碑は朝鮮・フィリピン・中国の3人の少女が手をつないで立ち、それを金学順さんが見まもる像です。リー前市長の遺族や、マイク・ホンダ元議員、市議や州議員、知事代理、中国総領事、韓国総領事代理などが出席。鎮魂の踊りや詩の朗読のあと、いよいよ私たちの番です。いつも水曜集会で使うバナーを持ってステージに上がり、連帯声明を読み上げると大きな拍手が起こりました。SF市議会とCWJCから感謝状も頂きました。



式典後は軽快なリズムの歌声にリードされながらパレードし、私たちも英語でコールをあげました。





懇親夕食会で、関西ネットはアメリカで議会決議が出たことを受けて、日本でも各地方議会決議に取り組んだグループであることを話し、「パウィチョロン」を踊りました。マイク・ホンダさんが立ち上がり、「安倍政権が恐れているのは、真実だ、あなた方のような市民だ」とおっしゃいました。SF市で私たちが目にしたものは、歴史の真実を記憶することを通して、あらゆる性奴隷制度をなくそうと、強い意志でたたかう市民の姿でした。私たちが訪米する前に日本領事が市庁に来て、議員一人ひとりに「大阪から来る団体とは会うな」と言ったという噂も耳にしました。「日韓合意」を口実に「慰安婦」問題の解決に妨害を続ける政権や、ついに姉妹都市解消宣言した吉村市長の有り様に、私たち日本の市民が問われています。SF市のみなさんともさらに連帯を深めながら、これからともに行動していきましょう。
2018年09月21日(金) No.73 (報告)

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