「みなさんとこのようにお会いできてうれしいです。私は15歳という一番勉強したい時に連れて行かれて学ぶことができませんでした。中学、高校は勉強に邁進すべき時期で、アルバイトも禁じられています。経済的な事情で勉強ができない生徒たちをただ見ていられず、力のある限りお手伝いしたいという思いで挺対協の代表に相談したところ、このように実を結ぶことになりました。あなた方にはれっきとした故郷があり、祖国があることを忘れてはなりません。日本に住んでいるからといって挫折する
ことはありません。本来であれば日本政府が在日朝鮮人のためにより尽力すべきところ、今はそうなっていません。それを変えるために日本の市民が一致団結すべきだと思います。数年前までは「慰安婦」問題解決のために日本の市民のみなさんが頑張ってくださっていましたが、最近は下火になってしまった印象を受けます。それではいけません。歴史は否定できず、安倍がどんなひどい政権だとしても、私たちが生きている間に必ず謝罪していただきたいのです。みなさんも、力を合わせていただければ幸いです。」
キム・ボットンハルモニ 東京での贈呈式にて