日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク
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金東元監督ドキュメンタリー映画 2008年制作 60分
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ドキュメンタリー映画『終わらない戦争』は4ヶ国5人の被害者の証言を元に、被害体験やその後の人生を再構築しています。そればかりでなくこの問題に関わりのある研究者や政治家等の聞き取りを収録し、歴史的な背景も含めて日本軍「慰安婦」問題を重層的に取り上げ、問題の本質に迫っています。
また上映時間が60分と短く、学習教材として最適です。
あなたの周囲でもこの映画を上映しませんか。

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 ジャン・ラフ・オハーン 〔オランダ〕
 オランダ名でジャン・ルフ・オヘルネとも表記される。現在はオーストラリア国籍を取得、在住。
 1923年、オランダ植民地下インドネシアの砂糖農園の裕福な家庭に生まれる。日本軍占領下でアンバラワ抑留所に家族と共に入れられる。日本軍は収容された若い白人女性を選別し、「慰安所」に収容、長期にわたって監禁・レイプした。その中の一人が彼女だった。
 戦後理解のある配偶者に恵まれて後半生を送ったが、「慰安婦」被害によって受けた傷は、彼女が幸せな気持ちで人生を送ること決して許さなかった。
 韋紹蘭 (ウェイ・シャオラン) 〔中国〕
 中国・桂林在住。1944年11月、進駐してきた日本軍によって、乳飲み子と共に拉致された。6~7人の女性たちと馬嶺鎮の「慰安所」に監禁され、日本兵に強かんされる毎日が3カ月間続いた。
 命からがら逃げ出したが、やがて「慰安所」で身ごもった子どもが生まれると、村人からは「日本鬼子」と噂され、夫からは「売女!」とののしられるようになった。
 韋紹蘭さんと息子の羅善学さんの戦後は、苦難の連続だった。羅善学さんは日本兵の子であるために、他の弟妹からも差別され、小学校も途中で退学し、周囲の社会から隔絶された環境で過ごさざるを得なかった。
 李守山 (イ・スサン) 〔韓国〕
 いい働き口があると騙されて中国黒竜江省牡丹江に連れて行かれ、戦争の終わるまでの2年間「慰安婦」としての生活を強要された。「慰安所」生活の中で妊娠し、子宮を摘出された。
 解放後、祖国に帰ることもできなかった李守山は、善良な朝鮮族共産党員の配偶者を得て養子を育てたが、自分の受けた過去を子どもに話すことはできなかった。
 この映画のインタビューを受けないと当初拒否していたが、安倍首相の妄言に怒り、インタビューを受けることにした。
 フェリシダッド・デ・ロス・レイエス 〔フィリピン〕
 フィリピン・マスバテ島出身。1943年、14歳のとき、学校の教室から日本軍の駐屯地へ連れて行かれ強かんされ監禁された。憔悴のあまり見るに見かねて解放された。
 帰宅後何度も死にたいと訴えたが、母の「人の命は神様が決めるのだから、自殺してはいけない」という言葉に希望を持ち、生き延びることができた。
 ピラール・フリアス 〔フィリピン〕
 1927年、フィリピン・ルソン島南部に生まれた。1942年の終わり頃、ゲリラ討伐に来た日本兵に、顔を2カ所刺され、水に顔を押し付けられ、後ろ手に縛られ、おばと一緒に、3名の日本兵に強姦される。数週間後日本兵は、村人全員に村からの退去を命じ、村の家は学校を除き全て焼かれた。
 18歳の時、今度は多くの日本兵が来て、他のフィリピン女性3名と腰ひもで繋がれ、連行され、繋がれたままレイプ・洗濯などをさせられた。
 解放後結婚したが、「慰安婦」被害が問題となり結婚生活は破綻した。


 【監督】 金東元 (キム・ドンウォン)
 韓国のドキュメンタリー監督。1955年生まれ。
 『上渓洞(サンゲドン)オリンピック』(1988)、『名声、その6日の記録』(1997)等の作品で韓国社会の注目を集める。監督の主要な関心事は、都市貧民の人生に対してだった。
 2003年には非転向長期囚を描いた『送還日記』で「CINE21」10周年記念号の過去10年の映画ベスト1を受賞。またサンダンス映画祭での「表現の自由」賞をはじめ世界の数多くの映画祭でも高い評価を受けている。
 金東元監督がこの映画を撮ったのは、アメリカ下院議会で「慰安婦」決議が上がったときだった。日本の右翼勢力はアメリカの新聞に「慰安婦は売春婦だった」「歴史的証拠はない」などと意見広告を出し、当時の安倍首相も「狭義の強制連行はなかった」と国会で答弁した。(その後、安倍首相は被害者に対してではなく、あろうことかブッシュ大統領に謝罪した。)
 これに対して金東元監督はこう喝破している。
 「日本政府は被害者の話を、証拠として認めていない。でも証言よりも強力な証拠はない。」


ドキュメンタリー映画 『終わらない戦争』
金東元監督 2008年制作 60分
韓国語作品 日本語字幕版


【被害者証言】
〈オランダ〉ジャン・ラフ・オハーン/〈フィリピン〉フェリシダッド・デ・ロス・レイエス、ピラール・フリアス/〈中国〉韋紹蘭(ウェイ・シャオラン)/〈韓国〉李秀山(イ・スサン)
羅善学(ルオ・シャンシュエ、韋紹蘭の息子)/パク・ウォンギル(李秀山の息子)
【インタビュー】
〈中国〉蘇智良(ス・チュリャン、上海師範大学)/〈韓国〉尹貞玉(ユン・ジョンオク、韓国挺身隊問題対策協議会指導委員)、李美卿(イ・ミギョン、韓国国会議員)/〈国連〉ゲイ・マクドゥガル(国連特別報告官)、鄭鎮星(チョン・チソン、元国連人権小委員会副委員長)/〈フィリピン〉レチルダ・エクストレマドゥーラ(リラ・ピリピーナ代表)/〈アメリカ〉マイク・ホンダ(米国国会議員)、トム・レントス(米国国会議員)/〈日本〉吉見義明(中央大学)、林博文(関東学院大学)、西野瑠美子(女たちの戦争と平和資料館) ※肩書きは当時のもの

【貸し出し要領】
■1回の上映につき 3,000円 を申し受けます。(10人以下の参加者の場合、ひとり500円)
■下記申込書をダウンロードして記入し、申込窓口のメールにお送り下さい。

なお収益はすべて、すべてナビ基金に寄付されます。
ナビ基金とは日本軍「慰安婦」被害者の金福童ハルモニ、吉元玉ハルモニが設立した基金で、
世界中の戦時性暴力被害者支援のために用いられます。

※  ※
●申込書(word)          ●申し込み/問い合わせ窓口

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