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【報告】関西ネットから7月13日の10周年記念イベントの報告、続けて国際芸術祭あいちトリエンナーレの企画展「表現の不自由展・その後」が突然中止されたことに関連して、9日に暴言を繰り返した松井大阪市長に対する緊急抗議申し入れ行動と、市役所前抗議行動を決定したことを報告、参加を呼びかけました。 労働組合で働く者の立場から取り組みを続けて来られた大椿ゆうこさんは、「徴用工の問題でもいつも労働者は置き去りにされる、働く者がきちんと納得するまで闘い続けるのは当然で、国にそれを止める権利はなく、国と国との話し合いで決めるものではない」とアピールされました。日本軍「慰安婦」問題における「日韓合意」が、まさに国と国との話し合いの末、日本政府が終わったとしていることと全く同じです。大椿さんは、先日の参議選挙では惜しくも当選はなりませんでしたが、今後につながる元気いっぱいのアピールでした。 水曜ダンサーズによる「パウィチョロン」の踊りの後、高槻市議の高木さんから「子どもたちと考える戦争と平和」展について、「公共の施設でヘイトスピーチのパネル展をさせてしまったことから、未来を担う子どもたちに本当の戦争の歴史を学んでほしいと4年前から開かれています。加害の歴史を学び、世界の人々と友好と平和めざす展示です」と、アピールがありました。 8・14日本軍「慰安婦」メモリアル・デーの取り組みは、水曜デモ1400回世界同時アクションとして、各地で取り組まれますが、神戸では今月18日より在日朝鮮人「慰安婦」被害者の宋神道さんの写真展が開催されます。映画上映や講演会の周知についてアピールがありました。 7月13日の関西ネットの10周年のつどいでは、次世代トークとして6人の若者によるトークがありました。参加した若者から「事前のトークをどうするかという話し合いの過程で時間を取って話し合えた。参加した人は自分たちが勉強して議論しなければならないと考えたと思う。」と報告がありました。 この日、名古屋のトリエンナーレ会場前でのスタンディング行動と、河村名古屋市長への抗議行動、さらに大村愛知県知事への申し入れに参加して来たMさんより報告がありました。現地では展示の再開を求めて連日会場前でのスタンディングを行っているとのことで、ぜひ応援に駆け付けてほしいと呼びかけられました。 イムジン河の歌の後は、例年、開催されている釜ヶ崎の夏祭りについて、「お盆休みのこの時期に仕事が無くなってしまう人たちのために始めた夏祭り、関西ネットからも連帯のアピールをしてもらっている。」と参加呼びかけアピールがありました。毎回、水曜集会に参加して私たちを見守ってくださっている釜日労の仲間たちの、差別に立ち向かう姿勢を改めて知り、連帯の絆を感じました。 参加者のみなさんに釜ヶ崎の夏祭りのカンパをよびかけ、 集まったカンパは12日に実行委員会に伝達しました。 最後に元気よくシュプレヒコ−ルをして行動を終えました。 |
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【報告】松井大阪市長に対する抗議声明への賛同は前日8日の午後から9日のお昼まで、わずか22時間でしたが、全国から多くの賛同が寄せられました。 今回の事態に対する関心の高さと、松井市長発言に対する驚きと怒りの大きさを感じました。 ご賛同いただいた各団体のみなさまにこの場を借りて感謝申し上げます。 <申し入れ行動> 緊急呼びかけにもかかわらず40名を超える市民が参加しました。 松井市長に代わって政策企画室秘書担当課課長代理が対応、声明を読み上げ伝達後に私たちの思いをおよそ1時間にわたって伝えました。
今後、市長の謝罪や発言撤回を引き出すために、次の対応を各々が考え、行動していきましょう。 <市役所前スタンディング行動> やはり40名ほどが参加して、40分にわたってマイクアピール、チラシ配布などを行い、市民に訴えました。
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【報告】8月12日午後1時半より、第7回8・14日本軍「慰安婦」メモリアル・デー「希望のバトンをつなぐ」を開催しました。 あいちトリエンナーレ2019企画展「表現の不自由展・その後」の突然の中止や、韓国徴用工問題の大法院判決をめぐる日本政府のホワイト国除外措置などもあって、市民の関心は高く、会場は170名を超える人々で熱気に包まれました。 最初にソウルの日本大使館前水曜集会1000回を機に韓国挺身隊問題対策協議会が制作した映像「希望へとはばたく蝶〜20年の歴史 ハルモニの平和」を上映。金学順さんの名のり出から始まった20年間の解決運動の歩みと、水曜デモの歴史、「平和の碑」の意味をあらためて振り返りました。 続けて、今年のキボタネツアーに参加した2人の大学生から様々な追悼施設や博物館を訪ね、また韓国の学生らとの交流体験を通じて感じたこと、被害者への思いなどが語られました。知って感じた悔しさや怒りの気持ちを同世代にどう伝え、つなげていくのか、今後の自分自身の問題として真摯に向き合う姿勢に参加者からも熱い拍手が送られた。 休憩を挟んで7月13日の関西ネット10周年に合わせて制作された10年間の運動を振り返る映像が上映されました。合わせて、当日の写真や映像を通じてサバイバーの吉元玉(キル・ウオノク)ハルモニと尹美香(ユン・ミヒャン)代表とのやり取りや、ハルモニの歌う様子、尹美香代表の講演の一部として関西ネットへ送る言葉の紹介、交流会での遠くからの参加者からの暖かいメッセージなどが次々紹介、当日参加できなかった人もほんの少し当日の雰囲気を楽しめたのではないでしょうか。 方清子さんのお話では、あらためて金学順さんの勇気をたたえ、その歴史的意味は現代の性暴力社会においても重要性を増していること、「表現の不自由展・その後」をめぐる市長や知事らによる根拠のない「完全なデマ」「日本国民を傷つける」などの発言はアベ政権忖度発言でもあり、扇動ともいうべきものと批判しました。
続けて「性暴力を許さない女の会」よりアピールを受けました。7月にあった伊藤詩織さんの裁判の様子や、この間強制性交等致傷罪や父親からの性的虐待、準強姦罪公判の無罪判決が続いていることを例に、日本社会が驚くほど男性中心的で、性暴力を容認し女性の責任を問う社会であるか、問題をわかりやすくユーモアを交えて語り、共感の声がひろがりました。 最後に第7回8・14日本軍「慰安婦」メモリアル・デーに際して発表された全国行動のアピール文が読み上げられ、参加者の賛同を確認して集会を終えました。会場から中之島までのパレードには猛暑の中、およそ100名の市民らが参加し、沿道の市民に訴えました。
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